過去の蔵人の気まぐれ日記
2025/09/01(月)
 ようやく朝晩は涼しくなりましたが、日中はまだまだ暑さを感じるこの頃です。また、次第に田んぼの稲穂も垂れてきました。収穫の時が待ち遠しいです。
 今年は酒造りが10月から始まります。9月は仕込に向けて蔵の掃除や使う道具の洗浄・殺菌などを行います。


2025/08/01(金)
 気温が30度を超える日が多く夏バテ気味な今日この頃です。
 暑い日にはキンキンに冷やした冷酒や日本酒を『オン・ザ・ロック』や『ソーダ割』でよりスッキリとした味わいを楽しむのはいかがでしょうか?
 蔵では今年の造りに向けての準備が始まります。今年も穂がでてお米が出来てくる登熟期の気温が高かったため、お米が溶けにくい年だと思いますが、対応策をとって味わいのあるお酒を造っていきます。


2025/07/01(火)
 令和7酒造年度が始まりました。
 今年は梅雨明けが例年よりも早い予報となっており、暑い日が続くと思うので、睡眠・食事をしっかりとって熱中症や夏バテに注意していきましょう。
 蔵では今年の造りに向けて掃除・準備を引き続き行っています。多くの蔵でボイラーや連続蒸米機を使っていますが、わしの尾ではお米を蒸すのに和釜に水を張りバーナーで沸かした蒸気を使っています。そのため和釜には水に含まれる無機塩類が析出し堆積して白い塊となります。毎年夏にはこのスケールを削って釜を研磨して漆を塗り、藁火で焼き付けるという重労働な和釜の手入れを行います。


2025/06/02(月)
 自社田での田植えが終わり、除草が始まりました。
 ここ数年は6月でも気温が高く、熱中症対策をしっかりして除草していきます。
 今年も6月以降気温が高い日が続きそうですが、無事に育ってほしいです。
 
 5/21に令和6酒造年度の全国新酒鑑評会の結果が公開されました。今年は『吟ぎんが』精米歩合50%の純米吟醸酒での金賞受賞となりました。
 例年多くのお酒が精米歩合40%以下での出品となっているなかで50%での受賞はとても喜ばしいことであります。
 来年も新たなチャレンジをしながら造りをして行きたいと思います。


2025/05/01(木)
 次第に散る桜に春の名残を感じる日々ですね。昔から日本人独特の美意識として「もののあはれ」や「無常」があり桜が象徴になっているものです。今でも桜は日本人にとって特別な存在であり、この美意識が受け継がれているのではないでしょうか。
 これからは蔵の中の掃除や道具類の掃除・整備・修理など次の造りへの準備をしながら、田んぼ作業が始まってきます。
 また、中旬には『全国新酒鑑評会』の結果が発表されるので、そわそわしながら日々を送っています。


2025/04/01(火)
 今年は例年よりも暖かい日が続いており、桜の開花も早まりそうです。
 今月で令和6酒造年度最後のお米を蒸す作業が終わり『甑倒し』となり、すべてのお酒を搾って貯蔵して『皆造』となります。
 春はお酒を飲む機会が花見や歓迎会などで増えると思います。お酒を飲みすぎないこと、飲酒運転は絶対にしない・させないという強い意志を持って、楽しく飲みましょう。

 3/28に行われた岩手県新酒鑑評会表彰式で岩手県の酒米を使用した第2部において、『吟ぎんが』を使用した純米吟醸酒で「全農岩手県本部長賞」を受賞致しました。


2025/03/01(土)
 八幡平市でも暖かい日が続き日差しが春めいてきた今日この頃です。
 まだ吟醸酒の仕込があるのでもうしばらくは寒さが欲しいと思ってしまいます。
 21日には『造留』となり、いよいよ今年の造りが終わりとなります。これから各種鑑評会が行われ、今年のお酒の評価をしてもらう時期にもなります。
 良い結果になればと願っています。


2025/02/07(金)
 暦の上では春となりましたが、まだまだ寒さの厳しい八幡平市です。
 蔵では吟醸酒・純米酒の仕込・上槽が続いており、まだまだ気の抜けない日々が続いています。
 造りが終わる3月下旬まで事故・怪我無く終われるように気を付けていきます。


2025/01/06(月)
 今年も市内は雪が少ない2025年のスタートとなりました。蔵人も正月休みが終わり、洗米や仕込みが始まっています。
 今月は純米酒『北窓三友』や様々な吟醸酒を中心に醪の仕込みがあります。
 今年の造りも半分を過ぎ、折り返しとなります。疲れが出てくる頃ですが、流行り病などに気を付けながら、無事に造りを終えたいです。


2024/12/11(水)
 12月となり急に冷え込む日が続いています。
 12/5に麹菌を用いた『伝統的酒造り』がユネスコ無形文化遺産に登録されました。酒造りに携わるものとして喜ばしいことと思います。日本各地で気候・風土に合わせて築いてきたものであり、これからも後世へと継承をしていかなくてはなりません。
 新酒『しぼりたて原酒』が発売となりました。やや甘く、瑞々しい軽快な飲み口と、フレッシュな若い味わいとなっています。アルコール度数が19度と高いお酒ですので、飲みすぎにはご注意下さい。
 
 


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