過去の蔵人の気まぐれ日記
2023/12/04(月)
 先月末に街中にも雪が積もり、一気に真っ白になり冬の訪れを感じるこの頃です。
 いよいよ新酒『しぼりたて原酒』の発売となりました。醪から搾ったその日に瓶詰めを行いすぐに出荷しているので、無濾過・生酒ならではの味わいを楽しむことが出来ます。
今年は口の中に広がった味わいが爽やかで後口も軽快なキレのよいお酒となります。
ただし、アルコール度数が普段呑まれている日本酒よりも高いので、飲みすぎてお酒に飲まれないようにご注意ください。


2023/11/04(土)
 例年とは異なり、11月とは思えないほど暖かい日が続いています。日本酒の仕込みのためにもう少し寒くなってほしいと思う今日この頃です。
 蔵では新酒『しぼりたて原酒』の醪、吟醸酒の酒母の仕込みが始まり、いよいよ本格的に忙しくなってきました。
 今年の米はこれまでと比較してもかなり硬く溶けにくいようですが、しっかりと味わいのあるお酒を造っていきます。


2023/10/01(日)
今日は日本酒の日
 急に朝晩の気温が下がり、いきなり秋が来たかのような今日この頃です。
 店頭には秋が旬の里芋などの根菜類・秋刀魚・果物が並ぶようになりました。『秋あがり』や『辛口純米』をぬる燗で晩酌にいかがでしょうか。
 蔵の方は自社田で育てた【はなの舞】を使った新酒『しぼりたて原酒』の酒母の仕込みが始まります。
 例年通り『しぼりたて原酒』は12月上旬から販売となります。


2023/09/01(金)
 1日に今年の初洗米と酒造りの神様である松尾様への参拝を行い、いよいよR5BYの造りが始まります。
 今年はいつも以上に暑い日が続きましたので、おそらくお米が硬く溶けにくい年なのではないかと思います。
 米が硬い年は薄く軽快な味わいになりやすい傾向にあります。麹・酒母・醪それぞれの状貌を見ながら、これまでの経験や知識を生かして味わいのある美味しいお酒を造っていきます。


2023/08/1(火)
 連日暑い日が続いており、若干夏バテ気味な今日この頃です。
 8月は『呑切』を行います。昨年製造したお酒は原酒でタンクに貯蔵してあります。タンク内の清酒の味・香り・色・品質を確認するために、貯蔵タンクの『呑み口』と呼ばれる栓を開ける(切る)ことから『呑切』と言います。
 どのように熟成し旨味の乗ったお酒になっているのか楽しみです。
 また、来月から今年の酒造りが始まるので、掃除や機械の整備・準備もしっかりとしていきます。


2023/07/1(土)
 今日からR5酒造年度が始まります。
 岩手山も今日山開きとなり、岩手県内の山々で本格的な登山シーズンを迎えます。
 地元の八幡平も様々な高山植物が見頃となり、広大な湿原や沼地など見所が多く、なだらかな道は登山初心者でも気軽に楽しむことが出来ます。夏休みなどの長期休暇に行ってみるのはどうでしょうか。
 蔵の方は田んぼの除草がひと段落となり、道具の掃除・整備と次の造りへの準備をしていきます。


2023/06/1(木)
 5月中旬に自社田で「はなの舞」「あさむらさき」の田植えを行い、田んぼの除草作業がはじまりました。
 今年は気温差が激しく人にも植物にも厳しい日が続いていますが、無事に成長して収穫を迎えることが出来ればと思います。


2023/05/01(月)
 今年は八幡平も春の訪れが早く、桜も葉桜となり、アスピーテラインの『雪の回廊』も例年よりも低くなっています。
 蔵の方は来期の造りに向けて片付け・掃除・整備が続き、月末には自社田の田植え・除草が始まります。
 天候に恵まれ苗がすくすくと育ってほしいと思います。


2023/04/01(土)
 朝晩はまだ肌寒いですが、街中の雪はすっかり解けて春の日差しが続いている八幡平市の今日この頃です。
 もうじき今造りで最後の米を蒸す作業を行い『甑倒し』となります。麹・酒母・醪で新しい挑戦をしながら【ganshu】や小仕込みの清酒の仕込みなどこれまでとは異なる今期の酒造りでした。
 貯蔵・管理にも気を配り、皆様へ美味しいと言ってもらえる清酒をお届けできればと思います。


2023/03/03(金)
 3月の始まりは雨と高い気温で雪解けが進んでいます。
 15日には今期の「造留」となり、酒造りの仕込みが終わります。
 また、今月は岩手県新酒鑑評会、全国新酒鑑評会の出品があり、今期のお酒についての官能評価が行われます。今年は麹の糖化する力が強く例年よりも甘いお酒となりました。
 どのような評価になるのかドキドキです。


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shiromuku(hu1)DIARY version 3.10